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ウクライナ侵攻でロシア人のVPN利用者が急増!その理由は?

ロシアのウクライナ侵攻から数カ月経ちますが、戦況は泥沼化しています。
ロシアやウクライナ国民は自国のプロパガンダ報道を見ても、何が本当のことなのかわからなくないのではないかと思います。
ウクライナ侵攻をきっかけにロシアではVPN利用者が急増しているそうです。
この記事では、ロシアのウクライナ侵攻でなぜVPN利用者が急増しているのか、ロシアのVPN事情と一緒にご紹介します。
- ロシア人はなぜロシア国外のVPN利用者が増えているか?
- ロシアはVPN利用は違法?
- ロシア人はロシア国外のVPN利用できる?
- ロシア人が利用しているWindscribeやPsiphonはどんなVPN?
なぜロシアではロシア国外のVPN利用者が急増しているのか?
理由①:ウクライナ侵攻でロシアがインターネット規制強めた
インターネットが検閲されている国のユーザーはVPNを利用すれば規制が厳しくない他国のサーバーと接続できます。
多くのVPNプロバイダーでは、ロシアによるウクライナ侵攻後にロシア人ユーザーが急増しました。
その理由は、ロシアがウクライナ侵攻以降、ロシア国内のインターネット接続を制限しはじめたからです。
VPN利用者の増加の具体的な数字を見てみよう。
VPNプロバイダーのWindscribeにはウクライナへの侵攻が始まってから100万人近くのロシア人ユーザーが登録した。これは通常より20倍も速いペースだ。
VPNプロバイダーのPsiphonでは、ロシアでInstagramが遮断された直後にロシアでの1日のアクティブユーザー数が110万人以上に膨れ上がり、のちに65万人に落ち着いたという。
理由②:ロシア国内のVPNプロバイダーが使えないから
ロシアでサービスを展開するVPNプロバイダーはロシアのVPN法により接続できるサイトに規制を設けます。
これではVPNを使う意味がないので、ロシア人はロシア国内の合法なVPNを利用しないのです。
利用者がいなくなったロシア国内の合法なVPNプロバイダは次々とロシアから撤退しています。
ロシア人が利用しているWindscribeやPsiphonはVPNを無料で提供しているロシア国外のプロバイダーです。
ロシアではカードなどオンライン決済も止められており、ロシア人は有料プロバイダーには登録できないため、無料のプロバイダーを利用している。
まとめ
情報規制が厳しい中国やロシアなどでは、外部の情報を求める国民がVPNを利用するようです。国家がネット規制を強めれば強めるほど国民のVPNの需要は高まり、利用率は高まるでしょう。
日本でVPNの利用率が低いのは国家の情報規制がそれだけ緩いということなのだと思います。日本国民は幸せな国民だなと改めて感じます。
参考:https://www.wired.com/story/russia-vpns-internet-challenge/

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